東京都主催「はたらく女性スクエア プレオープニングイベント」パネルディスカッションに登壇してきました
こんにちは。日販テクシード 経営戦略本部の牧野です。
女性の働き方や活躍の基盤づくり、キャリアアップを支援するため、東京都は新たに青山に「はたらく女性スクエア」を開設します。その「プレオープニングイベント」が6月13日(木)に開催され、パネルディスカッションに参加してきました。
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当日の様子
本イベントは、大企業の女性経営者による基調講演と、規模が異なる3つの企業の経営者層が意見交換を行うパネルディスカッションという内容でした。オーディエンスは女性の従業員、女性経営者や管理職、企業の人事労務担当者となっていましたが、男性も多く参加していました。
パネルディスカッションのテーマ
パネルディスカッションは、以下の3つのテーマで行いました。
- 経営層の立場からの意識改革の必要性
- 家庭と仕事の両立に必要な要素
- 女性のスキルアップに求められる取組
パネルディスカッションでお話した内容を、簡単にご紹介します。
日販テクシードの働き方について
日販テクシードは、IT業界平均よりも女性社員の比率が高く、約40%が女性社員です。技術者としてスペシャリストを目指す女性は多い一方で、女性の管理職比率は約20%なので、全体の比率に対して十分とは言えず、取り組みを継続しています。多くの女性社員が活躍するために、日販テクシードでは早くからテレワーク制度、フレックス制度、短時間勤務制度を整備してきましたが、コロナ禍をきっかけに、子育て中の女性だけでなく、全社員にこれら制度を利用した柔軟な働き方が定着しました。女性だけが特別ではなく、誰もが働きやすい職場環境を作ることは、結果的に女性活躍の支援につながると考えています。
意識改革の必要性について
ロールモデルが少ない女性にとって、キャリアアップしてポジションに就くことは男性が思う以上にチャレンジングです。そのことを経営層がきちんと理解し、「やればできるよ」ではなく、「チャレンジなのは理解している。失敗してもいいから、自分らしくやってみよう。」とちゃんと言葉で伝えることを大切にしている、とお話しました。
女性のスキルアップについて
日販テクシードの新入社員はIT未経験者も多いため、入社後は男女問わずITエンジニアとしての教育・育成にとても力を入れています。特に、若いうちにしっかりと土台を作ることが長く活躍する人材としての成長につながる、という育成方針のもと、早くから仕事ではチャレンジさせて(失敗しても許容する)、スキルアップを後押ししています。女性社員には、十分にスキルが身についてからポジションに就くのではなく、ポジションに就くからこそ成長するのだ、という気持ちで、挑戦してほしいとお話しました。
さいごに、はたらく女性の皆さんへ
私は一人目の育児の時はスマホもない時代でした。この十数年で、仕事と家庭の両立への向き合い方は大きく変化してきたな、と思います。自分自身をアップデートしながら今の時代に合った組織を作ったり動かしたりしていくことには、楽しみと苦労の両方がありますが、一人ではなくチームであることが組織のよさです。他社事例をお聞きしながら、あらためて「人を幸せにする組織を作っていきたい」と思いました。
私は、ITエンジニアから始まり、人事マネージャーを経て、今は管理部門の責任者というキャリアですが、途中で保育士に転身したこともあります。色々ありましたが、次のステージにいく時は、いつも「自分を出しきった」と思っていたような気がします。
女性のキャリアは、点と点をつないでも直線にならないことが多いですが、いつも自分らしくいることが長く働き続けるコツだと思います。一緒に頑張っていきましょう。